こんにちは。
陶芸家ニナルッ!と奔走中のmachicoo です。
最近ブログの更新頻度が少なくなってしまっていました、、、。
考えてみると、通勤時間にブログを書くことが多かったのですが、コロナの影響で基本的に在宅勤務となったためブログにかける時間が取れなくなってしまったという感じです。こんなところにもコロナの影響が出てるとは。
今後はちょっとした陶芸の作業のこともアップしてみようかな、と思ってます。
本日は土のお話。
- 土の水分量の調整
陶芸用の粘土は買ったときは制作にちょうどいい硬さになっていますが、時間の経過とともに水分が飛んで硬くなります。
人により好みの硬さがあったり、制作方法によっても適した硬さというのが違ったりします。
粘土があったらすぐに制作できるというわけではなく、土の状態の確認が必要なのです。
よくあるのが、時間が経ってしまい硬くなってる粘土。これをやわらかくするためにすることは、水分を与えて練り直すこと。
水を一気に与えるとベチャベチャして練りにくいので、写真のようにスライスして、水を含ませたスポンジで各面をなでてまた元に戻し、練り直す。こうすると、ベチャっとなりにくい。
また、上記のように穴を開けてそこに水を入れて練り込むようなやり方もあります。こっちのほうが水分が出てきやすいのでベチャッとなりがちではあります。
こうして適度な硬さになったら、荒練り(水分を均一に)→菊練り(空気を抜く)を経て、ようやく制作にとりかかれる、ということになるのです。
このように結構、準備に時間を取られます〜。
- 陶土はエコな材料!
制作後に出た粘土のカス、硬くなりすぎた粘土などは上記の方法ではなく一度しっかり水分を吸わせてから、乾燥の頃合いを見て練るという方法で再利用をしています。
この、頃合いを見て、というのがクセものでベチャっとなって練りにくい、硬すぎて水分をまた加えないとダメ、などちぇっと思うことも多々。笑
他の工芸では余ったものは捨てるしかないものもあるかもしれませんが、粘土は土。また土に戻せば何度でも使えるとてもエコな材料なんです。
- 近所の土地の粘土層からもできる?!
陶土は買う以外にも身近な粘土層から掘って使うこともできるんです。
大学の授業で裏山から粘土を掘って、それをゴミや石ころを除き、水を加えて練った自作の陶土で作品を作るということをしました。ものすごくワクワクしたのを覚えてます。
いつか地元の土を使った焼き物を作ってみたいな〜と思ってます。まさにエコですよね。
でもエコというより、身近な素材から焼き物ができるということが純粋にすごいことだなと思うのです。
最近、よもぎを使った草木染めを習ったのですがそれも同じようなすごさを感じました。
自然ってすごい!
先人の知恵もすごい!
(╹◡╹)最後までお読みいただきありがとうございます
身近な素材が、自分の手で変化し、作品が生み出されるっていいなぁー。
まだ釉薬をこだわる段階にきていないのですが、草木染めがきっかけとなり自然素材の釉薬にも興味がでてきてます。大学を卒業したらその辺、踏み込もうかな〜。
課題目白押しで毎日睡眠不足が続いてます。笑
今しかできないこと、と思ってできるだけ納得できるよう頑張ります。
それではまた!
machicoo