陶芸家ニナルッ!

好きなことして生きていきたい!40代OLの奮闘記です

【やきもの 産地紹介】信楽焼(滋賀県)


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こんにちは。

陶芸家ニナルッ!と奔走中のmachicoo(まちこ)です。

 

私はやきものの産地を巡るのが好きです。

リピートしているのは、沖縄(壺屋、読谷)、笠間、益子。

旅をしながら訪れたことがあるのは、有田、波佐見、唐津、砥部、大谷、萩、などです。

 

先日、新たな産地、信楽に行ってきました。

本日はそのお話を。

 

日本六古窯のひとつ。

六古窯とは、鎌倉時代以前から継続している古い窯のうち、後世大きな産地となった代表的な6つの窯のこと。

他の5つは、瀬戸、常滑、越前、丹波備前

信楽はその中でも歴史が古いもののひとつだそう。

 

  • アクセス

滋賀県甲賀市信楽町に位置する信楽焼の里。

車が便利ですが、電車も旅情満載でおススメ!

今回は電車を利用しました。

 

単線で一両編成の、信楽高原鉄道に揺られ、貴生川駅信楽駅まで約25分

甲賀市=忍者ということで、“忍びトレイン”という車両が走っていました。

車内がいちいち可愛くて、すっかりハマってしまいました!

 

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つり革、車内マナーのご案内、整理券、ニンジャいっぱい!


撮り鉄か?!だいぶ写真を撮りました。笑

※この車両でない日もあるそうなので、お目当ての方は事前に確認を!

 

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信楽駅を降りると、巨大なタヌキがお出迎え。

公衆電話でした。

使う人いるのかな?と思っていたら、地元の女学生が、自宅にお迎えをお願いする電話をしてました。

今どきケータイじゃないんだ。

なんか、いいものを見た感じ。

 

さて、どのように回ろうか。

町はアップダウンもあり、少し離れたところに「陶芸の森」という施設があります。

徒歩よりチャリ、さらに電動自転車がおススメとのこと。

アドバイスに従って電動レンタサイクルにしました。

結果は大正解!電動なことがかなり効果的でした!

 

窯元が点在する通りが3本あり、それぞれ道にレリーフが埋まっています。

レリーフを辿っていけば回れるという、陶芸のまちらしい粋な仕掛けにテンションアップ。

ローマ字で書かれた"ROKURO"  "KAMAZUME"  "TSUBO" のレリーフ、どれもかわいい。^^



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それぞれの通りを示すレリーフたち

 

  • 信楽は、たぬきだらけ!

たぬきの焼き物って、他でもみかけたりしますよね。

『他の人を抜く→他抜き(タヌキ)』ということで、商売繁昌の縁起物なのだそう。

なるほど〜。

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交通安全、シュールなたぬき、お蕎麦屋さんにあった楊枝入れ

 

タヌキの石膏型まで見つけたときにはププッと笑みがこぼれました。

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石膏型

 

  • 登り窯を利用したカフェ!

今まで登り窯を何度か見たことがありますが、中でお茶ができるというところは初めてでした。

ぜひ利用したかったのですが、団体のお客様がくるためダメ、ということで覗かせてもらいました。

使われなくなった登り窯、素敵に生まれ変わって第二の人生を送っていました。

 

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それぞれの室で違う内装になっていて凝ってました

 

  • 汽車土瓶の生産地

ペットボトル、缶飲料などが出てくるもっと前の話。

駅弁のお供だったのが、陶器の“汽車土瓶”。

ご存知の方もいらっしゃるかと思います(実際使ったことある方、教えてくださ~い)

 

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私の幼少期の記憶では、たしか、柔らかいプラスチックのような容器で、同じように上にコップがついていたなぁ。旅情感溢れますよね。

 

信楽ではこの汽車土瓶の生産が盛んだったそう。

そして、今では記念品として、復刻版の汽車土瓶が作られています。

色は、白っぽいのと、茶色の2色。

  

旅の記念になるものを買うのも、私の好きなことです。

各地のやきものを集めて、これはあのときの…と振り返りながら使うのが楽しい。

 

信楽の記念としてこの“汽車土瓶”が我が家にやってきました!

なんと、ずっと欠品中で最近入荷したばかりなのだとか。

ゲットできてうれしい!さてどう使うかな…笑。オブジェかな。

 

 (╹◡╹)最後までお読みいただきありがとうございます

陶芸の産地めぐり、やっぱり楽しいです。

町に入るなり、陶芸の産地らしい光景が広がるんです。

煙突があったり、壁や道に陶器が埋まっていたり。

陶製のものが点在していたり。

 

来月は、小鹿田焼大分県)の里に行けることになりそうです。

またレポートしますね。

 

それではまた!

machicoo