陶芸家ニナルッ!

好きなことして生きていきたい!40代OLの奮闘記です

【machicoo流!】陶器市の楽しみ方 (益子焼・笠間焼)

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こんにちは。

陶芸家ニナルッ!と奔走中のmachicoo(まちこ)です。


早いものでゴールデンウィークも残り1日。皆さまいかがお過ごしですか?

私は毎年恒例となっている、益子焼(栃木県)、笠間焼(茨城県)の陶器市へ行ってきました!

本日は、“machicoo流!陶器市の楽しみ方”をお届けします。

 

  • 陶器市って?

やきものの産地では、春と秋に陶器市が開催されることが多いです。

掘り出し物を探しに、陶器好きが集まり、普段は落ち着いている町が大賑わい。ニュース番組でも見かけることがあると思います。

産地によっては陶磁器以外にガラス、木工、皮製品などが出店することも。

 

  • machicoo的、陶器市の魅力!

まずは私が感じる陶器市の魅力を5点ご紹介します。

 

①いろんな作家さんの作品をまとめて見られる

いろいろな検討して決めたい場合、普通はそれぞれの工房を訪れる、あるいは、セレクトショップで数点ずつ置いてある中から選ぶ、になります。工房を一軒ずつ回るのはかなりの労力がかかるし、セレクトショップでは限られた選択肢となり十分とはいえません。

陶器市は、決められた場所に作家さんがたくさんの器を持って集まってくれます。比較検討するにとても便利!

 

②作品が豊富に揃う

作家さんの中には、陶器市に合わせて制作する方もいます。

私も経験があるのですが、4月中旬にやきものの里を訪れた際はなんとなく商品が少なかったです。陶器市の前だから少ないということがあるようです。

こうして陶器市では、作品が豊富に揃うことに!

 

③お値打ち商品に出会える

だいたいのお店で、普段使いとしては問題ない状態のアウトレットコーナーがあります。

少し歪んでいる、発色がイメージ通りいかなかった、といったB級品。数が揃わなくなってしまい、ハンパな在庫という理由で割引に。中には、陶器市だから全品●%オフというお店も。

普段は高くて買えない“憧れの器”をお手頃に買えるチャンスです!

 

④作家に会える!

各お店では、ご本人が販売していることが多いです。普段はお目にかかることのない作り手さんたち。作り手の顔が見えると、さらに愛着が湧いてきます。今回も「大切に使いますッ!」と嬉しそうにお話しする男性を見ました。いい言葉だな~、ワタシもいつか言われてみたいものです。 

作家さんに気軽に話しかけてみるのもオススメ!この器は何に使うイメージなのか?と聞いてみたら、自分では思いつかないアイデアをいただけたりもしますよ。

 

⑤屋台グルメ

期間中は屋台もたくさん出ます。テントを歩き回って疲れた合間には、ご当地グルメや、スイーツ、カフェなど様々な屋台を楽しんでリフレッシュできます。

笠間で毎年楽しみにしているのが、石材屋さんが作る石釜ピザ。本業ではないピザなのに、生地も研究して自作されていて本当に美味しい!残念ながら今年は出店されていなくて…来年は出てるといいな。

 

  • 2019年machicoo流、陶器市の楽しみ方!

私の住まいから一番近い陶芸の産地が、栃木県の益子焼茨城県の笠間焼です。

初めて訪れたのは2013年のこと。当初はハシゴなんて到底無理!全部見るまで気が済まないタチなので、テントを回るだけで精一杯。時間がかかるので春と秋に分けて1箇所ずつ訪れていました。

数年かけてだいぶ慣れ、最近では1日で2か所をハシゴしています。^^

 

①益子(栃木県)

 

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令和グッズもちらほら。今年ならではですね!



今年はまず、益子へ。開始時間の1時間前に到着するも、便利な駐車場は満車。少し離れた場所になんとか確保。道端で陶器市マップをいただき、いざ出陣!

 

益子は規模がとても大きく、テントの場所が複数箇所あります。毎年同じエリアに出店する作家さんが多いので、好きな作家さんのエリアを中心に見ます。

 

陶器市は”ご縁”です。迷っている間に売れてしまうことも多々。アウトレット品は特に即決しないと無くなる可能性が高い。今回はアウトレット品の中から吹きガラスを即決しました。

迷っている商品は忘れないように、お店・商品・金額をメモして、もう一度見て回る。今回も、戻ったら無くなってしまっていて残念な思いも…。

後悔ないよう、即決がおススメです。

 

限定モノに弱い&手ぬぐい好き、なワタシは「第103回 春の陶器市記念手ぬぐい」をゲット。陶芸をやるときのハンカチ代わりにする予定です。テンションあがること間違いなし。^^

 

②笠間(茨城県

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フードエリア / 会場マップ。笠間は1カ所に大集合!


続いて笠間へ。益子ー笠間は車で30分。陶器市期間は、たしか500円でシャトルバスも出ています。ワタシ以外にもハシゴする人っているんだ。笑

 

笠間は益子よりも初心者向け!と教わったことがあります。それは大きな広場にテントがまとまっているから。お目当ての作家さんがいなくても、ぐるぐる回っていれば一通り見ることができます。いろいろ見たい人にとっては非常に効率が良いです。

 

陶器市マップも、作家の名前入りで便利。私はお目当てのお店にマルをつけて、そこを中心に見ました。左右にテントがギューっとひしめき合っているので、右に左にチラチラ見ながら気になるテントには寄り道して。

 

笠間では、4年ぶりに出店されたという作家さんから器を購入。ドレッシングを入れたら素敵だなあと。4年前に花器を購入したことがありとても気に入っていたのですが、割れてしまいました。作家さんのお名前もわからない状態でしたが、作風が似ているなと思って聞いてみたらやっぱりあの時の方だ!!なんだか”ご縁”を感じてしまいました。

 

こうして、朝8時30分〜17時まで、陶器市はしご旅を満喫したのでした!歩きっぱなしでいい運動にもなりますし、とても健康的な過ごし方です。おススメですよ~。

 

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2019年の戦利品たち。陶芸作品を乾かす用の板を中古で買ってみた

 

(╹◡╹)最後までお読みいただきありがとうございます

自分で作るようになってから、作り手目線が加わりまた楽しみが増えました。益子で売り切れてしまって残念だった水差しに挑戦してみよう!と新たな目標も。

 

陶器市マップは次回に向けて残しておくといいですよ!お気に入りの作家さんに印をつけておけば、次回行く時にそこをめがけていくことができるのでおススメ。私は毎年、復習してコメントを残して保管しています^^

 

さあ、陶器市、そろそろ気になってきませんか?

早速、秋の陶器市のスケジュールをチェックしてみてはいかがでしょうか?

 

それではまた!

machicoo