こんにちは。
陶芸家ニナルッ!と奔走中のmachicooです。
学校課題やら、体調不良やらですっかり間が空いてしまいました。´д` ;
本日は、久しぶりに学校課題の作品のご紹介です。失敗からマナブこと、ありました。
- テーマは中国 宋の時代の陶器
色々な分野において、日本は中国の文化を色濃く受けています。陶器もその1つ。中国の宋の時代は陶器が盛んだったそうで、その技法を読み取って自分の作品を作るという課題でした。
私は白化粧と呼ばれる土を削って模様を出す、『掻き落とし』という方法にしました。課題は自分でデザインしても良いし、模写しても良いとのことで、模写を選びました。
- 本体、てびねり。蓋、ろくろ。
制作手順としては、まず成形。本体を電動ろくろでの制作を試みたもののうまくいかず、てびねり。蓋はろくろにしました。
ある程度乾いたら、白化粧土を外側に塗る。
削りやすい硬さまで乾いたら、焼くと消えるインクで下書きして、模様を掘る。
ただの楕円が、細かい線を掘ることで花になってくる。急に絵が浮かび上がってくるので、うわっ!すごいっ!となりました
- 焼成の結果は?!
学校には焼成前の生の状態で発送。学校で釉薬をかけて焼成されて、添削結果とともに戻ってきます。
今回、模写なのでお手本となる器の図録を見ながら制作したのですが、蓋の写真がなく、胴に使われている柄を組み合わせて自分で蓋のデザインを考えました。
いつもよりも手応えがあったので、結果も楽しみにしていたんです。笑
ワクワクして開封したら・・・
ガーーーン。底に大きなヒビが。
そのため、評価もまあまあ、という結果。
先生からのコメントは、『基本の作業ができてなかったから底が切れてしまったのでこの評価だが、それがなければもっと点数つけていた、頑張って!』と。なんだかとても励まされるものでした。
言葉の選び方でも違うものだなあ、と、そんなことも勉強になりました。
基本の作業とは、底を作るときの処理。柔らかい土をギュッギュッと叩いたり押したりして『締める』こと。そうしないと、乾燥や焼成の際に『切れる』。他の要因としては、底に水分が溜まっていたり、あとは外側の白化粧を塗りすぎたりしても水分が加わり切れる要因になるようです。
締めることは意識していたつもりでしたが、まだまだでした。マナビ、深まりました!
(╹◡╹)最後までお読みいただきありがとうございます
この作品のあとに、今年度最後となる課題もなんとか提出を終え、少しホッとしています。
来年度はいよいよ卒業制作に取り掛かる予定。いろんな壁にぶつかることが予想されますが、がんばってまいります!
それではまた!
machicoo