陶芸家ニナルッ!

好きなことして生きていきたい!40代OLの奮闘記です

【制作現場より】素焼き済、施釉待ちの作品たち

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こんにちは。

指の怪我でお休みしていた陶芸教室も今月から復活しました。まずはやりかけのものを片付けることに。

 

  • 施釉待ちがたくさん

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作ってみたいものをあれこれと作ってしまう私。また、学校の課題の試作として作ったものも、せっかくだからと焼いてしまう。こうして素焼きが終わった作品が溜まっていきました。

 

素焼きをしたら、次の工程は釉薬をかけて、本焼きです。次々とテンポ良く釉薬をかけられればいいのですが、、、。

 

ここが私の至らぬところ。仕上がりの色までを描かないままに制作をしてしまうことが多いのです。とりあえずあの形、あの用途のもの、などといった具合に作り出してしまうため、釉薬をかけるタイミングになって、色を選ぶ始末。しっくりくるイメージが出てこないと、また次回来るまでに考えてこよ〜っと後回しにすることも。こうして素焼きの作品が増えていきました。(´∀`*)

 

  • ようやくカップ&ソーサーを本焼きに

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そんなこんなでずっと施釉待ちだったカップ&ソーサー。不揃いですがなかなか気に入っていたのでなおさらすぐに釉薬を決められず。

呉須(青色の下絵具)で絵付けをして透明釉。飴釉を全体にかけて茶色の艶のあるカップ。はたまたもともとこのデザインのきっかけとなったドラマで見た渋めの感じものに寄せるか(再現できるか不明)。

 

いろいろ候補を考えた末、やってみたかった茶色い縁取りのあるカップにすることにしました。飴釉で縁取りという手もあるようですが、一般的なやり方の弁柄(茶色の下絵具)で縁取り後に釉薬をかけることに。釉薬はあまり選ばない黄瀬戸で少し落ち着いた感じに。

コーヒーが美味しい器に仕上がるといいなぁ。教室の焼成スケジュールを見ると酸化焼成は終わったばかりで来月までありません。出来上がりが楽しみです。

 

ちなみに、この茶色い縁取りのことを『皮鯨』と呼ぶそうです。これも技法の一つとは知りませんでした。線の太さ、内側、外側にどんなバランスで見せるかにより印象もだいぶ変わります。線一つでも奥深い世界がありますね。

 

  • 完成形のイメージをもつこと

きっと、当たり前のこと。でもできていなかった。とりあえず練習!なんて感じで進めてくることが多かった。

 

3月に大学を卒業し、一区切りとなります。新たなステップに進むためにも、これからは完成形まで描いてから制作をするように心がけようと思います。ラフなスケッチをして。

 

(╹◡╹)最後までお読みいただきありがとうございます

先日書いた、友人への蚊取り線香入れは、最後のイメージまで持ってから取り組む予定です。南欧風の家が良いとのこと。さて、どうなることやら。笑

 

それではまた!

machicoo