こんにちは。
3月に開催した学校の仲間との初めてのグループ展。だいぶ遅くなりましたがご報告です。
- ギャラリー
京都の街中にある『同時代ギャラリー』
歴史あるビルは昼も夜もステキな雰囲気を醸し出しています。地下にはレストランバー、上には劇場など、3つのギャラリー以外にもいろいろなお客様がお越しになる建物で展示をしました。
アクセスの良さも功を奏し、人通りが多くふらっと立ち寄っていただいたり、レストランに来たついでに立ち寄っていただり、6日間で約200名近くご来場いただけました。大学の卒業制作展の期間と被せて開催したので、大学関係の方にたくさんお越しいただけました。
- 展示のようす
白い壁に大きな窓が2つ。内装もお洒落な雰囲気になっています。下見の時から素敵な空間だなあと思っていました。
みんなの希望を擦り合わせて決めた設置場所。私は窓から差し込む自然光を生かせたらと思い窓側に展示させていただくことに。
夜暗くなった時、陽が差し込む時、照明の光の時、それぞれいろんな表情を見ることができ、マングローブという自然のものを題材にしていたため、自然の変化がちょうど良かったように感じます。
- はじめての販売
左下の写真の中段が私の作品です。展示のマングローブにあわせて、マングローブモチーフの一輪挿しを作りました。
以前、お友達のマルシェの一角で数点置かせていただいたことはありましたが、自分の作品をしっかり販売するのは今回がはじめて。本体と花を挿す試験管と造花の葉っぱの3点をセットとしました。値付けが難しかったですが、最後は、もともと陶器好きの自分がユーザー目線に立って考えてみました。
楽しみと緊張が入り混じった初めての販売でしたが、半分以上をお求めいただくことができ、自分の作品を良いと感じて下さったのだと思うととても嬉しかったです。
- ご来場者様との交流
会期中はメンバーでシフトを組んで誰かが常に会場にいるようにしました。ギャラリーにもよるとは思いますが、作品の管理は自分達の責任となるためです。
そして展示の醍醐味とも言えるのは来場者様との交流です。感想を聞かせていただいたり、作品の説明をさせていただいたり。ただ、お客様との距離感には慣れが必要に感じました。例えばお店で洋服を選ぶ時に、お店の方と話をしながら決める方、気兼ねなく一人で見たい方、などがいますよね。それと同じように感じて、話しかけていいかな、、、と躊躇してしまうことがありました。回を重ねるごとに上手にコミュニケーションが取れるようになるといいなと思います。
自分は植物をモチーフにしていましたが、ある外国籍の方からはカテドラル(大聖堂)のようだ、という感想をいただきました。そういう見方も新鮮で、その場にいなければ聞けなかったので、とても貴重な機会となりました。
実は仲間の一人が、展覧会終了後に急逝されるという悲しいことがありました。私たちにできることとしたら、少しずつ前に進んでいくことなのだろうと思います。
それではまた。