こんにちは。陶芸家ニナルッ!と奔走中のmachicoo(まちこ)です。
今回は、ひよっ子machicooがこれまで歩んできた陶芸との関わりについて、続きのお話。後編:作り手としての歩み をお届けします。
- いつから作り手になりたいと思ったのだろう?
もともと、体験教室が好きで、いろんなジャンルの教室に参加していました。フラワーアレンジメント、お料理教室、などと同じレベルで、陶芸も以前にやったことがある、というくらいの存在。前編でも書いたとおり、”使い手”として作家さんの作る器を楽しんでいました。
それが今は作り手を目指しているのだから、なんとも不思議。ここに至るにはいろんな想いがありました。
- 定年までサラリーマンするのかな?
転機は2017年、新卒で入った会社に勤めて20年目に突入した頃にやってきた。20年という響きがなんとも重みがあって、妙に意識していた。希望していた業界で勤めているものの、なんだか満足できずにずっと来た。20年の間に、何度となく”会社辞めたい病”が発症し、転職に向けて学校に通い勉強したこともあった。それでも結局一歩が出ないままだった。20年という節目で、またその波がきたのだ。苦手な同僚との人間関係に嫌気がさしていたのも重なった。
今回は久しぶりに結構なビッグウェーブ。このままでいいのかな?と悩みました。
- 辞めた後、自分のやりたいことって?
もう40代。一体何ができるだろう?まわりの力も借りながら、自分のやりたいことについて考えだした。そのうちに出てきたのが、好きなうつわの”作り手”になること、そう、陶芸家ニナルッ!だった。
使い手としての自分が感じていたように、ワタシが作ったうつわで、誰かをワクワクさせたり、満たされた気持ちになってもらえたとしたら・・・素敵だな、と思った。
慎重派のワタシは、思い切りだけでは行動できない・・笑。一時の盛り上がりかもしれないし・・・。なかなか自分を信用できない。
こうしてじわじわと長い坂道を登り始めたのでした。
- まずは陶芸教室での陶芸体験~入会へ
陶芸の全手順が体験できる教室を探し、全工程体験できる3回コースに参加してみた。
ここでも慎重派を発揮したワタシは、お茶碗2個を作るのに精いっぱいだった。夫婦茶碗のつもりが、茶碗と小鉢・・・笑。むずかしい、むずかしい。
体験中は、新鮮さの連続だった。わー、こういう風に作るんだ!こんなこともできるんだ!と新しいことを知るとワクワクして楽しかった。そのまま入会した。
2017年春~夏にかけてのことだった。
- もっと本格的にやりたい!通信制大学へ
マイペースなのか、慎重なのか、ワタシは1つ1つのことにとても時間がかかる。月に2回の陶芸教室だけでは、作り手を目指すのには難しそう、もう少し踏み込んで勉強したほうが良いと思った。
そんな環境を探して、美術系大学や、やきものの産地の職業訓練校、民間のプロになりたい人向けの教室などを調べた。転居を伴わず、会社員を続けながら、という慎重派のワタシの条件に当てはまる学校はほとんどなかった。
唯一当てはまった手段、それが通信制の大学だった。こうして2018年春、会社員と学生の二束のわらじをスタートさせた。
- ひよっ子machicooのいま。
17年夏から陶芸教室に入り、1年半になろうとしています。18年春からは、通信制の大学でも学びはじめました。
まわりを見ると、自分より経験が浅くても上手な人もいたり、凹むことも多い。なかなかコツがつかめずに、悲しくも、悔しくもなる。
でもやめようとは思わない。なぜか、いくらでもやり続けられる、そんな存在です。
『土練り3年、轆轤10年、窯焚き一生』という言葉に励まされながら、
自分の好き、可能性を信じて進んでいこうと思っています。
(╹◡╹)最後までお読みいただきありがとうございます
後編は、作り手として1年半、どんな歩みをしてきたか、というお話でした。
今回は、ちょっとマジメに思っていることをお伝えしてみました。
それではまた!
machicoo