こんにちは。
陶芸家ニナルッ!と奔走中のmachicoo です。
ちょっと投稿の間が空いてしまいました、、。
先月、絵の1日講座「快画塾」に行ってきました。従来の絵の教え方とは違うアプローチ。とても楽しく、学び大き時間でした。今日はその学びを残しておこうと思います。
- 上手くなくていい
絵を習う、というとまずは基礎のデッサン(そっくりそのまま、が描けるようになる)を習得、色や構図の勉強をしてステップアップしていくのが一般的。写真を撮ったかのようなホンモノそっくりを目指して鍛錬を積む。
絵の褒め言葉というと『上手』『そっくり』が多いですよね、と先生。
でも、こうして長い時間をかけて上手に絵が描けるようになったときにぶつかる壁があるそうです。それは“個性”だと。美大生などでも個性が見つけられずに絵をやめてしまう人はとても多いそうです。
この講座では、そうした絵の技術を教えるのではなく、いろんな描き方をやってみることで自分らしい絵、自分が好きなもの、などに気付くヒントをくれるというものでした。
- 先入観を外すワークは全部で8つ!
まずは先生の顔で3種類。見えたものだけ書くというルール。
1.今までの自分のやり方で描く
2.一筆ごとに紙を見ないで描く。鉛筆なので、あまりにも違っていたら修正する
3.一筆ごとに紙を見ないで描く。油性ペンで、一発勝負。あまりにも違っていたら、線を引き直す
その後、海外の映画スターを題材にいろんな描き方をしました。
4.上下逆さに置かれた顔写真を、紙を見ないで油性ペンで一発描き。モーガンフリーマン
5.描くパーツだけ見える状態(他は紙で隠す)にして、上下逆さに置かれた顔を油性ペンで描く。俳優の名前、失念しました。笑
途中ではペアになってお相手の顔を描くワークも。
6.紙を一度も見ずに相手の顔を描く。修正はできません。笑
7.紙を一度も見ずに自分の手のひらのシワを描く。もはや何を書いてるんだか?状態。
ラストは紙袋にお絵かき
8. 4番と同じ要領で逆さに置かれた顔をペンで一発描き。冒頭の画像のマリリンモンロー!わかりますか?笑。白紙の紙袋に絵を描いてその日の持ち物をお持ち帰り、という素敵なスタイルでした!
- 先生が言いたかったこと
合間合間でワークの目的などの解説や、絵を描く上で大切にしてることなどのお話を聞きました。
・先入観、記憶、知識で見ない。今、目の前のモノに集中する。→顔だと思うと、眉、目、鼻、口、と場所などを自分の記憶にある顔を描いてしまう。逆さにして描いたのは顔という常識を外すため。
・制約の中で面白さが見つかることがある→紙を見ないでペンで一発描き。やり直しがきかないから、一期一会の絵が生まれてくる。自由に描いて、と言われても困る人も多い。
・生まれた絵をよく見ることでの気づき→絵の一部分でも好きなところがあったりするもの。この線が好き!など、個性に繋がる一筆があるかもしれない。
毎回のワーク後は、参加者12名?の作品を全員で見る時間もあり、同じ題材なのにこんなに違うか!と面白かったです。その人ごとの個性が出ているなぁと感じられました。
アイデアの出し方や、絵付けなど、陶芸に活かせるかなと思っての参加でしたが、とても参考になりました。あっという間の6時間。ご興味あれば調べてみて下さいね。
快画塾 http://flyingdragon.me/kaigajuku/
(╹◡╹)最後までお読みいただきありがとうございます
この講座を受けて、振り返ることの大切さを学びました。自分が好きなやきもの、自分の作品で好きなところ、を洗い出してみたいです。そこから見えてくるものがあるような気がするから。
そして、上手くなくていい、というのもとても励みになりました。
それではまた!
machicoo