こんにちは。
陶芸家ニナルッ!と奔走中のmachicoo(まちこ)です。
以前、”一輪挿しの器、制作中”とお伝えした後、完成したものをきちんとお伝えできていませんでした!他の記事のオマケで登場はしていましたが…。改めてご報告。
- 器ができるまで
以前マグカップの作り方でも触れましたが、大まかに以下の流れです。
電動ろくろで成形→乾燥→削り→素焼き→釉薬→本焼き→完成!
今回は、本焼き後、色がイマイチだった1個については釉薬をかけ直し、もう一度本焼きすることに。
- 釉薬の修正って?
釉薬は一般的には素焼きされた状態の上にかけるものです。素焼きの段階では、コーティングがされておらず、水分吸い放題! 液体である釉薬もスーッと吸って、ピタッとくっつきます。(※素焼きせず、生の状態で釉薬をかける場合あり)
釉薬は高温で焼くことで溶けてガラス質になります。いわばコーティングがされたような状態になり、水分が沁みにくくなる。こうして器として使える状態になるわけです。
さて、1回目の本焼きがこちら。
もう少し、水色が出ると思っていましたが、薄かった!
ということで、もう少し余計に釉薬をかけて焼いてみよう!という修正をすることに。
本焼き後でコーティングされた状態なので、液体は流れてしまい、くっつきません。流れないように丁寧に筆で乗せていく方法や、霧状にかけていく方法などがあります。
いずれにしても、一回では薄くてダメなので、1周かけたら乾くのをまって、2周目、3周目、、、と重ねていき、厚みを出すのです。
今回は霧吹作戦!かけたあとの姿はこんな感じ。シッカリくっついてます。
※霧吹をするときは、周りに飛び散らないように、お風呂のフタで覆ってガード。
- 2回目の本焼き
こうして完成したのがこちら!
1回目より水色が主張してきましたよね。釉薬を厚くしすぎると、せっかく掘ったミゾのデザインがわからなくなると言われていたので、ドキドキ。
焼いてみないとわからないのが陶芸の面白さでもあり、難しさでもあるのです。焼成方法(酸化、還元など)によって、同じ釉薬でも全く違う色になったりする。
本当に奥が深い世界です。
(╹◡╹)最後までお読みいただきありがとうございます
先週末は、大学で「著作権」についての授業を受けました。難しかった〜。
著作権についてのHow to本はあるけど、そのような学びを大学でしても意味がない!と先生。民法から紐解いていきました。
20数年ぶりに真面目な講義を受け、まとめとして筆記試験40分(論文)を受けました。これに合格するとやっと1単位もらえます。先生曰く、できなかった〜と落胆して終わるのではなく、自分の理解度がわかっただろうから復習シッカリするように、とのこと(*´∀`*)
他の受講者の方を見ると、自分の親世代も多く、皆さんとても真剣で。
通信で学ぶ意欲がある方のパワーはすごいな、とつくづく。そんな環境に身を置く決断をした自分、いい影響をいただいています。
それではまた!
machicoo