こんにちは。
陶芸家ニナルッ!と奔走中のmachicooです。
先週は長期休暇をいただき、北海道の道東を巡っていました。16年ぶりの道東。自然豊かで素晴らしかったです。エゾシカ、キツネ、牛、馬、丹頂鶴など動物たちにも癒されてきました。
旅先では、陶器をはじめ、その土地の工芸品などを見るのも楽しみの一つ。ついつい、長居して観光する時間がなくなってしまったり…なんてこともしょっちゅうです。
本日は、道東で出会った工芸品たちをご紹介します。
- アイヌの民芸品たち
北海道の先住民、アイヌ。
阿寒湖の湖畔にはアイヌコタンと呼ばれる町があり、文化を紹介する施設やお土産物店が並んでいます。
私の中でアイヌの民芸品というと…
“熊が鮭をくわえている木彫りの置き物”
でした。ご存知の方も多いアレです。笑。
全体的にシブい作品をイメージしていたのですが、グッとくるものが多くて、まさに、ついつい長居しちゃったパターンでした。湖はろくに見ずに…。笑
アイヌの文様にとても惹かれました。文様は各お店の外観にも描かれていて、写真パシャパシャ。
作り手の方にお話を伺うことができました。
・丸と線を組み合わせて模様が作られている
・アイヌの模様は魔除けになる
・木彫りの作品に施す色は、植物から染めたものもあったり、各お店オリジナルで、教えられないそう(゚o゚;; 。自然の染料で色付けされていたなんてすごいな〜。
凝った模様ほど、手間がかかっているから、値段に反映しているそう。同じ大きさのキーホルダーでも彫刻の違いにより5,000円〜16,000円くらいまであり、価格の幅がすごかったです。
でもこれ、陶芸でも言えます。手間がかかるものは、それだけ時間をかけて作っています。同じ大きさのものでも値段が違うのは、自然なことだな、と妙に納得でした。
今回はキーホルダーよりもリーズナブルだったこちらをチョイス。おしぼりを置くのかな、と思いましたが、お皿として前菜やお菓子をのせてもステキだよ、と。なるほど!
布モノもいろいろ。悩んだ末、タオルとバンダナをいただきました。魔除けの意味もあると思うと、普段の生活に取り入れるのもいいな、と思って。
こうしてアイヌの町を満喫してきました。^_^
- 斜里窯
斜里、読み方はご存知でしょうか?
どこにあるか、ご存知でしょうか?
読み方・・・しゃり
場所・・・・知床半島の西側 です。
手付かずの自然が残り世界遺産にも登録されている知床。そんな北の大地でも陶芸作家さんがいる。それだけで、まず、すごいなーーと。
『北海道の土を、北海道の薪で焼いて、生きる』
このような信念のもと、自分で掘った地元の土を使ったり、北海道の土にこだわる。電気窯やガス窯は使わず、登り窯や穴窯で薪で焼成をしている。
土の味わいが残る、素敵な作品です。
お店の詳細はこちら↓
秋には埼玉で開催される北海道展にもいらっしゃるとのこと。タイミングが合えばいこうと思います^_^
- カーリングの町、北見。町興しに工芸品!
冬季オリンピックで “そだねーJAPAN”としても有名になった『LS北見』。試合中の休憩時間は通称 “もぐもぐタイム”と呼ばれ、おやつを食べる姿まで話題になっていましたよね!
そのおやつのひとつが、地元、北見市の銘菓、『赤いサイロ』です。ちょうど北見にも宿泊したので、ミーハーな私は行ってみることに。
今でも個数制限をして販売する人気ぶりでした。
赤いサイロを販売する『清月』の店内で工芸品に出会いました。陶器、鉄、木工などでカーリングのストーンが作られて飾られていました。
蓋が開いて、容器になっていたり、こだわって作られている作品たち。思わず、にやけながら見てしまいました。こういう形で町興しに関われるのもステキだなぁ〜。
(╹◡╹)最後までお読みいただきありがとうございます。
今回、工芸品に注目してお話しましたが、道東の自然は本当に素晴らしく、海の幸も豊富で魅力溢れるエリアでした。
ところどころで目にした冬の写真もステキで、冬も来てみたい!と思いました。寒いのは苦手ですが、おそらく実行すると思います^_^
北海道というと、富良野、美瑛から西側のほうがクローズアップされがちですが、道東も魅力いっぱいでしたよ!旅先として、ご検討してみてはいかがでしょうか?
それではまた!
machicoo