陶芸家ニナルッ!

好きなことして生きていきたい!40代OLの奮闘記です

【制作現場より】カップ&ソーサー 〜茶色のフチの行方②〜

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こんにちは。

茶色のフチを直すために先日再焼成したカップ&ソーサー。結果はいかに?!

 

  • なんと、手順を間違えた!

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この写真は、最初に焼いた時のもの。右側のカップ&ソーサーの茶色のフチが目立たない為、左側くらい見えるようにしたいと思い、酸化鉄を乗せました。


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この次に釉薬を乗せないといけなかったのですがそれを理解できておらず、このまま焼成してしまいました。

すると、こんな感じに。


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茶色が濃くてくっきりしてしまい、自分の希望とは違う印象に…。

 

  • 失敗からマナブ

陶芸教室の先生とお話しているうちに間違いが発覚。茶色のフチはもともと下絵付けです。下絵付けというのは、釉薬の下に描くもので、上には釉薬を乗せます。

1回目の焼成はそのようにして作ったのですが、茶色が薄かったので、下絵付けの酸化鉄を乗せて再焼成すればいいと理解していました。

それだと、酸化鉄が剥き出しで再焼成をかけたことになってしまうため、釉薬を乗せないといけなかったのです。


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ということで、今度は釉薬(黄瀬戸)を乗せて再再焼成に出すことに、、。

2度目は溶けやすくなっていること、乗せた釉薬の濃さによっては釉薬が流れて下の酸化鉄が広がる可能性もあるそう。

 

茶色のフチを復活させるために3回も焼くという遠回りに。笑。でも、失敗したことで手順はインプットされました。すんなり行ってたら、次回も、あれ?どうしてたっけ??となりそうですが、失敗の記憶は鮮明に残りそう。失敗からマナブことができたので良かったとします。

 

(╹◡╹)最後までお読みいただきありがとうございます

3回目の焼成は5月になる見込み。またご報告しますね。さて、どうなることやら。茶色がどのくらい広がるか、興味深いところです。お楽しみに!


それではまた!

machicoo