こんにちは。8月の岡山旅行で訪れた備前焼で有名な備前市。やきものの街は一歩踏み入れるとガラッと景色が変わり、産地に来たなあ〜とワクワクします。実は備前は今回で2回目。前回は体調不良でほとんど回れなかったのでリベンジでもありました。
- 備前の巡り方
トップの写真は玄関口の伊部駅前。併設する伝統産業会館のショップには備前の作家の作品がずらりと並び、ここでお気に入りの作家を見つけて回るのも手です。
備前市立備前美術館で昔の窯変が素晴らしい作品たちや、ガラスと備前焼の作家がコラボした企画展などを見たあとは、お店巡り。窯元直営店や、セレクトショップもあり、渋いものから、現代的にアレンジされたスタイリッシュなものまで。共通しているのは「焼き締め」という釉薬をかけない焼成であること。
駅から徒歩圏内にお店もたくさんあるので歩いても巡れますが、お気に入りの作家が郊外にある場合は車が必要です。バスもあるようなのでルートによってはバスでもいいかもしれません。
街の様子はこんな感じ。煙突など焼き物の街らしいですね。マンホールはその土地を表す絵柄が描かれていることが多く、旅先で見かけると撮影するのも楽しいです。
平安〜明治の窯跡↓低い丘状になっていて、いつのものだかわかりませんが、陶器の破片がいっぱいです。
- 焼き物の産地に、焼き物神社あり?!
これまで、いろいろな産地を廻りましたが、焼き物にまつわる神社があることが多いです。漁師町なら海の守り神、農作の町なら五穀豊穣の神様など、生活の基盤を守る神様が近くにいるのはごく自然なことかもしれません。
焼き物の町の神社は、その建具や装飾にに焼き物が使われていることが多くとても興味深く、絵になる風景だなぁと思います。とてもカッコイイ!
- 備前焼とは?
https://touyuukai.jp/history.html
備前焼は、良質の陶土で一点づつ成形し、乾燥させたのち、絵付けもせず釉薬も使わずそのまま焼いたもので、土味がよく表れている焼き物です。
焼き味の景色は、胡麻・棧切り・緋襷・牡丹餅などの変化に富んでいますが、それらは作品の詰め方や燃料である松割木の焚き方などの工夫と、千数百度の炎の力によって七〜十昼夜かけてじっくり焼き締めた硬質の炻器(せっき)が備前焼です。
一点として同じ形も焼き味も同じものは無いと言えます。
上記ページには、備前焼の食器の特徴も紹介されています
・保温効果が高く冷めにくい。
・微細な凹凸によりビールが細かく泡立ち香りを逃さず美味しく飲める
・微細な気孔により日本酒やワインなどの香りが高く、まろやか、コクが生まれる
などなど。
いろいろ試してみたくなりますね!
それではまた。