こんにちは。
最近は自宅での陶芸の時間が増えました。月2回の教室だけではなかなか進まないので、家でもやるようにしています。
私は窯を持っていないので、作品は陶芸教室で焼成しています。自宅→教室、この移動が曲者で、、。
- 粘土は焼くと硬く、強くなる
焼き物の歴史は古く、縄文時代に遡ります。学校で必ず習う縄文土器です。粘土を成形して、野焼きしたもの。これを貯蔵や煮炊きに使っていた。はるか遠い昔の話で、そんな時代が本当にあったのか?とすら思うくらいの頃から、粘土は焼くと強くなるということが知られていた。先人たち、本当にすごいことだと思います。
逆に考えると焼く前は脆い、弱いのです。強度は粘土の水分量により変わってきます。完全乾燥が最も弱く、水分を含んでいるほうがまだ強い。そのため、自宅で作った作品は半乾燥で運ぶのが最良の方法となります。
- 半乾燥を保つには
木の板の上に直接作品を置くと木が水分を吸って乾燥が進んでしまいます。板の上にビニール袋を置き、そこに作品を入れます。湿気をキープしないと乾燥が進むので濡れたタオルを一緒に入れたり、新聞紙ごしに霧吹きで作品に水分を与えたり、といったメンテが必要。つくづく、陶芸は手間がかかるなぁ。笑
- 油断大敵!
これまでも何度か作品は運んできました。特に壊れることもなかったので、だんだんと気の緩みが出てしまっていました。先日、うっかり完全乾燥させてしまった作品を運んだ際に悲劇が!
梱包も少し甘かったんです…。運ぶ時に、少しぶつかってしまったんです…。教室で開封すると見事に割れていました。模様をほる
本焼き後には、別の作品にもヒビが…これもその時できていた見えない衝撃によるものだったのでは?と思っています。こちらは、釉薬でヒビを埋めれば自宅で使えるレベルだろうということで、再焼成する予定です。
まさに油断大敵。肝に銘じて作品管理と運ぶ時の梱包などしっかりやっていきたいと思います。家で化粧土をかけた作品は半乾燥が難しく、現在闘っています…。無事に運べますように!
それではまた!