こんにちは。
自分の中の気づきを残しておくミチシルベ。
先日、一歳下の同僚が退職しました。今後の話を聞いてハッとしたことを残しておきたくて書いています。
- 同世代の挑戦
退職理由は退職日に言いますね、と当日までわからない状態でした。学校に行くというような話だけ聞いていて何を目指すのかは知りませんでした。そしてついに、明らかに!
それは左官職人を目指すということでした。
おおおお!彼女のイメージからは一瞬結び付かず。でも、話を聞き時間が経つうちに、ああ、作業着姿も似合いそう、と。
ものづくりの仕事に携わりたいという思いを叶えたい。募集要項にはどうしても年齢の壁がある。それをクリアできたのが左官職人!古民家のリノベーションなどに興味もあり、左官職人を目指すことに。迷ったけれど年齢的にも今を逃したら厳しいだろうと考え、思い切って挑戦することにしたそうです。
- 自分の現状を振り返る
ものづくりの道を目指す仲間が職場にもいたなんて!しかも同世代でこれから挑戦を始める勇気ある決断を知り、ハッと我が身を振り返りました。
このまま会社員で終わるイメージが持てない。打ち込めるものを探したい。器が好き。集めるだけでなく、作り手になれないかな、と考えました。陶芸教室の体験に行き、入会。もう少し踏み込んで学びたいと考え、学校を探しました。ほとんどの学校のカリキュラムは退職しないと参加が難しい。退職して飛び込む決断ができない中、働きながらでも出来ることをしようといろいろな学び方を調べました。そうしてしぼられたのが美術大学の通信学部。勇気を出して飛び込んで3年間勉強し、2021年春に卒業しました。
卒業して半年以上が経過した今、来春頃に手作り市への出店を目指してテストをしています。
振り返って文字にすると、なんだ、目標に向けてできることを見つけて進んでいるじゃないか、とも思えてきます。ところが気持ちの上ではそうでもなく、モヤモヤ。釉薬のテストが思い通りいかず、まだ試作品完成の目処が立っておらずテンションがあがりません。笑。
- 今後に向けて
そんなテンションの中で、同僚の話を聞き、ハッとしました。
やはり勇気のある人は強いなあと。このままではズルズルといきそうだぞ、と。
頑張っているつもりでも仕事のスピードが遅いという注意を未だにされてしまうような今の環境。なんとか仕事を捌けるよう努力するのか。自分が目指したい道を歩むのか。仕事もこのまま放り投げるというよりは、攻略したい気持ちもあったりもする。仕事の忙しさで、陶芸の方に目が向ける余裕がない現状で時間ばかりが過ぎていきます。
忙しくて考えないまま過ごして行った先は…
ここまでやったのに踏み出せなかったことへの後悔だと思います。
今回の気づきを機に、今の仕事のピークを乗り切ったら、しっかりと考えよう!後悔のない人生を歩むために。
気づきと刺激と勇気をくれた同僚に感謝です。職人への道を心から応援しています。
それではまた!